前回の症例の続きです。
2日続けての治療になります。
前日の治療後は3割の痛み減でしたが、起床して起き上がる時一番辛かったそうです。
起床時以外は動きも楽になっていますと。夜間痛も発症しなく夜も熟睡できました。
困難な動き:①布団からの起き上がり②荷物をかがんで取る時
初検:患部である腰部仙腸関節付近(左)の圧痛は前日よりは軽減していましたが、痛みも感じられて熱感等もありました。受傷して24時間〜36時間は炎症期間でもありますので、アイシングの処置は必要になります。
腰部回旋の動きの硬さ・痛みは良くなっていました。(起床時のストレッチOK)
治療内容:①前回同様に患部に熱感がありましたので、アイシングを10分程度行いました。
②患部のアイシングと同時に下肢の治療を行いました。下肢は身体の中で家に例えますと、土台になりますので重要な働きをしています。特に左足関節の動きが硬くハムストリングスの筋緊張が強くありました。腰の痛みを下半身でかばっている状態が長く続くとこの様な現象になります。
③患部のアイシング10分程度してから、腰部仙腸関節〜起立筋の筋肉の緊張を取っていきました。前回より痛みなどが軽減していますので、圧も強くしていきました。
④上向きで股関節・骨盤・の動きを良くしていきます。腸腰筋群を手掌で3秒圧で熱を加えるように治療していきます。
左記の図で説明します。腸腰筋は腸骨筋・大腰筋・小腰筋の3つの筋肉からできております。
筋肉の特徴としましては、(上)後ろの骨〜(下)前の骨に付着しているのが他の筋肉と違う特徴であります。
腸腰筋が硬くなってしまうと、骨盤が前傾姿勢になります。姿勢をただそうとしても、前傾姿勢の状態になり後ろの筋肉に負担がかかり痛みに繋がります。
それは腹筋が弱くても、同じ現象になります。腰痛予防に腹筋が良いのは姿勢を正す為でもあります。
女性で腰痛がある患者様で7割以上の方は腹筋ができない人でした。普段の日常生活で使っているように思いますが、腹筋より背筋が強くなっていきます。それで前後のバランスが崩れて痛みなどを発症させます。
⑤前日同様に炎症・痛みを抑える軟膏を患部に塗りこみ、キネシオテーピングを貼り筋肉の補強をして終了です。
施術後観察:捻転のストレッチ→前回より動き良く、痛み軽減しました。寝返り→瞬時の立ち上がりが困難ではありましたが、起き上がりにスムーズさを取り戻す。ベッドからの立ち上がり→一瞬痛みがでるがOKでした。
トータル的な痛みは50%減少したと言われました。
※自宅での寝る体制は横向き・起床時前日同様にストレッチを指示・入浴禁止です。
1月になり急性の腰痛が増えていますので、皆さん気をつけてください。
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